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『虹旅』 カケラ探し リック
- 2009/05/11(Mon) -
今日はリックのお話です。
リックの過去を見に行きます。
リック大丈夫? って確認すると、大丈夫と答えます。
リックなりの決心がその前をしっかり見つめる瞳に見えて
私が不安を口になどできるはずがありません。
アーシャスや子供達は、紫乃さんとしっかりハグ。
リックはバンザイマロウに埋まるようにしてハグ。
マロウはとても心配そうだったけど、もみ手をしてその気持ちを
隠そうと頑張ってる。

さぁ、行こう。

最初にいったのは、リックのまだ小さな頃。
そうだなぁ~~。ようやく言葉が出始めた・・3歳くらい?
リックのお母さん。とても優しそう。軽くうぇ~ぶのある
長い金髪。目はグリーンシルバー。背の高いスラットした美人さん。
楽しそうにお洗濯を干しながら、その下にぺたっと座っているリックに向かって
歌をうたっています。
リックも一緒にかたことで唄っている。
幸せな日常の風景。

場面かわって、リックがもう少し大きい。5歳くらい?
おかあさんがソファーに横たわっている。具合が悪いらしい。
リックが近づくと、お母さんの体にモワモワとグレー色に見える部分がある。
リックはそこに手を当てて、歌を歌う。
すると・・・。おかあさんの痛みが消えたのだ。
本能でやっただけ。リックはお母さんを治そうとしたわけではなかった。
自分にできることは唄うことだけ。そう思って慰めようと唄っただけだった。
最初は家族だけだったのが、噂が広がり人々がやってくるようになる。
そして・・・あの研究所の人がやってきた。


そして、あの、殺戮の場面
リックは知っていた。
自分がその歌を歌うことでどんなことが起るのか。
目をそらしていただけだった。わかっていた。
最初は全員に痛みを伴う周波数を送る。
そのあと・・・じっくり一人ひとりを殺していったのだった。
研究の代表のおじさん。顔中がひげだらけでクマみたいな人だった。
笑顔が素敵で大きくて。この人はいつもお父さんを思い出させる。
僕がお母さんにテレパシーで帰りたいと伝えられることがわかったとき、
お母さんが僕を迎えに来ても返してはくれなかった。
それどころかこの部屋の壁に細工をしてテレパシーを送れないようにしたんだ。
全部この人がやったんだ。どうして僕とお母さんお父さんを引き離すんだ!!
じっくり目を見てやった。僕を見てものすごくびっくりした目をしている。
そして謝っていた。悪かったと。

でも、もう僕をとめられない。

僕は怒っているんだから。
頭の中の中心のやわらかい所、ここをつぶしちゃえばそれで終わりなんだ。
プチュってつぶれた音がした。
僕にはわかるんだ。それでこの人は終わりだった。
そうやってこの部屋にいる人を次々と殺していったんだ。
僕をここに閉じ込めようとするものは全て。殺しちゃえばいいんだ。


リックの思考だけがダーーーっト流れてきた。
感情は流れてこなかった。痛みも悲しみもない。
リック自身は・・・固まっていた。
こちらも感情がない。
流れていく思考と・・・流れていく場面。
ただただそれをみているだけだった。


ふと気がつくと、今度は全然違う場面。

着物を着てちょんまげをした男の人だった。
別に武士でもなんでもない、町民って感じだった。
剣を振り回している。
大きな声で叫びながら、目の前にいる人は全て切っていく。
刃が。。肉を裂き、骨に当たる音。血の匂いその他のなんともいえない
臭い匂い。それを嗅ぎながら、時々もどしながら、それでも
目の前に見える人を切り続ける。
そうじゃないと・・・自分が殺される。
わぁああ~~と叫びながら、あちこちの家の扉を強引に開き
悲鳴を上げて奥に逃げる女子供も容赦なくきりつける。
子供は本当にたわいもなかった。刀になんの抵抗もない。
これが昼間だったら直視で来ただろうか?
誰か俺を止めてくれ!!!

一瞬。熱い!!そう思ったら目の前が真っ赤になり
気がついたら倒れていた。
あ~~。やっとやっと死ねる。これで解放される。

暗転。



これがどの時代で、どんな背景があったことなのか
全くわからず。
この人の思考だけがやっぱり流れてきた。
感情はなし。



こんな感じで他にもたくさん見せられました。
全部、人を殺す場面。

私自身は、泣いたり、わめいたりすることはなく
たんたんとその場面が流れていくのをただみていた。

普通、こうゆうの見せられると、泣いたりするんだよなぁ?
泣かないってことは、過去世ではないのかなぁ?
もっと胸が震えたりするんじゃないのかなぁ??
アーシャスのときは全然違う自分の反応に・・・
何か足りないものがあるのかと・・・。そう思っていた。


「あまりにも辛い記憶は、感情と切り離して見せられる。
 そうでないと受け入れられないから。」


というアドバイスをもらう。
なるほど。そうだよなぁ。
でも、それなら、ちゃんとみてられるもんな。


全ての記憶の再生(?)が終わった後に
真っ赤な光石の欠片が目の前に浮かんでいた。
ジリジリと揺れていた。泣いているようにも見える。
私はそれをしっかりと手にして、もう一度リックの元へ向かう。

リックは一人で泣いていた。
今、ようやく自分のしたことを受け入れられたようだった。

「リック?」

私に抱きついてワンワン泣くリック。

「僕、僕・・・どうすればいいんだろう?
 たくさん人を殺しちゃったんだよ。」


「うん。そうだね。たくさん殺しちゃったんだよね。
 でも、リック。リックと私は一心同体でしょ?
 ってことは私も人をたくさん殺しちゃったんだよね。
 それは過去のこと。その時間に戻ることもできないし
 やってしまったことをなかったことにもできない。」

「じゃぁ、どうすれば・・・? 僕は死んだ方がいいの?」

「ううん。そうじゃない。逆だよ。リックが死んじゃっても
 何も変わらない。そうじゃないんだよ。リック。
 これから、同じことを繰り返してはいけないんだよ。
 それをしっかり心に植えつけること。そして幸せに。
 リックと私。両方とも幸せになるんだよ。
 そして、一緒に償う道を探そうよ。
 誰かのために私達ができる何かを。」


リックをぎゅっと抱きしめたら

そのままリックはすーーーっと私の中に入ってしまった。



え???

リックと一体になっちゃった!!




リック?? リック??




「僕、ここにいるよ。」


私の胸の中からリックの声が聞こえる!

ひぇ~。リック学校どうするの?!

(リックは宇宙ステーションの学校に行っているのです。^^
あの、この世界では有名なさつきのひかりさんの紡ぐ物語
「銀月物語」の中にリック登場しているんですよ!
その回はこちら「銀月物語 27 金の髪の少年」 )





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